こんにちは!子供のための英語環境アドバイザーkaoriです。
昨日はシンガポールは祝日で、週末まで幼稚園はお休みです。
週末や祝日は、家族で外に出かける事が多いですが、
我が家のヘルパーさんにはそういう時にスゴく助けてもらっています。
今や私たちの家族同然のフィリピン人住み込みメイドの、ベル。
お出かけの時も一緒に来て、二人の息子達の世話をしたり食事の手伝いをしてくれたり、
夫の出張中はお休み返上で助けてもらったり、ほんっとうに助かっています。
実は過去さかのぼる事約二年を振り返って、
我が家では二度もヘルパーさんを解雇しています。
ですので、ベルは我が家のヘルパーさん、なんと3人目なんですが、
一番我が家にしっくりなじんでとても良く頑張ってくれています。
3人目だけあって、フィリピン人の良い所も大変な所も、たくさん見てきました。
ここシンガポールに来ていろんな事にカルチャーショックをうけていたりしますが、
私が彼女たちから気づかされる事がとても多いので、
このブログでもちょっとずつ紹介しようと思います。
今日は フィリピン人の言語習得について。
彼女はフィリピンの小さな町から5年前にシンガポールにやってきました。
フィリピンと言えば公用語がタガログ語、ですが、彼女の田舎では独自の言語を話すそうです。
タガログに似ているとか、なまり程度の違いではなく、
全く違う言語なのだそうです。
現在29歳の彼女は、その彼女の母国語、タガログ語で教育を受けてきたそうな。
え?バイリンガル!?
といっても、彼女にとってはごく自然な事のようにサラッと話している。
更に、学校教育で英語ももちろんやるので、高卒であれば、
だいたいどの子も英語が不便無い程度に話せるようになっているんですね。
今11歳と8歳の彼女の娘達は、現在学校で3カ国語の教育を受けているそうです。
小学校~大学卒業するまで16年間、
日本語というたった一カ国の言語で教育を受けてきた私は軽くショックを受けました。
フィリピンでは自国で仕事に就けるチャンスが少ないので、
彼女のように多くの母親達が家族に子供を預けてシンガポールに出稼ぎに来ています。
たくましい女性が本当に多い。
彼女達は家族をサポートするのに必死ですから、何としてでも仕事を失えない。
基本的なスキルは、お料理やお掃除、洗濯、子供のお世話、どこ国籍の雇用主のもとでどれくらい働いた経験があるのか、そういった事を基準にしながら面接をします。
何よりも、そのレジュメの基本は、ほとんどのフィリピン人女性は英語が話せること。
高等教育をうけているかどうか、英語と言う側面では全然関係無いんですね。
国をまたいで仕事をするっていう感覚。
行った先では、その環境に順応して精一杯働く。
彼女達のパワー、バイタリティ、順応スキルには結構驚かされます。
順応というのは、シンガポールに来たらその国のやり方に従う、
雇用された家庭のやり方や価値観、文化に完全になじむ。という意味です。
うまく雇用主とやっていけて、問題なく仕事を継続出来ているヘルパーさんは特に、
言語スキルとは全く別に、そういうスキルが高い人達なんだなぁと、
今はひしひしと感じます。
彼女達のような、海外からの出稼ぎ労働者は、シンガポールにはとても多いです。
そして、皆それぞれが母国語を持つ中で、
共通語としての英語でコミュニケーションをとる。
シンガポールに来て改めて、
英語と言うのは世界のコミュニケーションツールの一つなんだな、という事を体感している所です。
これは私が過去にポルトガルやオーストラリアに住んでいた時、
英国やアメリカに留学に行った時には感じられなかった感覚です。
そして、私たちが一歩日本の外の世界にでる、となった時
「英語という言語」が欠かせない道具なんだと、身をもって感じている所です。
Image: FreeDigitalPhotos.net
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コメント
コメント一覧 (2件)
英語の必要性をすごく感じました、二才と一才の息子達にしっかりと英語をおしえようと思います(o^^o)参考になりました、ありがとうございました。
>ゆうとママさん
こんにちは!嬉しいコメントをありがとうございました。
子供達に将来英語を話して欲しい、
自分と同じ様な苦労をして欲しくない、
周りがやっているからなんだか焦って。。。
私も含め、親は絶対にそう言う気持ちになるんですよね。
そういう表面上の理由ではなく、何故本当に英語が必要になってくるのかを、日本の外から経験談ベースで皆さんにお伝えしたいなと思って書いた記事でした。
ゆうとママさんにこうして伝える事が出来てうれしいです(*^▽^*)