こんにちは!子供のための英語環境アドバイザーkaoriです。
今日は興味深い記事、「子どもが勉強を覚えるのが早いかどうかは、褒め方の違いにあり?」を紹介したいと思います。
<記事はこちらから>https://www.excite.co.jp/news/article/Pouch_33672/
この記事によりますと、最近発表された研究によれば、
学習する際に大切なのは「失敗をどうとらえるか」だということが分かってきたのだということ。
失敗をどう捉えるのかは当人の考え方次第で、それにより学習するスピードに著しい変化があるのだそうです。
これは、米国スタンフォード大学の心理学者 キャロル・ドゥウェック氏たちによる、
ニューヨークで400人以上の5年生を対象に行われた三つの調査によりわかったことです。
調査その1 …ほめ言葉がどれだけ成果に影響するか?
この調査では、とあるテストの後、子供たちにテストの結果(点数)を教えて 一人一人に一言ずつ声をかけました。
まずは、
● 1つ目のグループの子供たちには「頭がいいね!」と賢さをほめ、
● 2つ目のグループには「頑張ったね!」と努力をほめる。
そのあとで子どもたちは、下の二つから「次に受けるテストを選ぶよう」に言われる。
そのテストとはこんな違いがあります。
(1) さっきより難しいが、受けることで勉強になるテスト
(2) さっきと内容が似ていて、より簡単なテスト
すると、努力をほめられたグループのうちなんと90パーセントが
難しいテストに挑戦したのだそうです。
一方で、
賢さをほめられたグループは、ほとんどが簡単なテストを選ぶ結果になったという
明らかな違いが出たのです。
この違い、お分かりでしょうか?
ドゥウェック氏はこのように結論づけたのです。
賢さをほめられたグループは
子供は大人に「頭が良く見られたい」がために、何かにチャレンジして失敗を恐れるようになり、
その結果 簡単なテストを選んだ、安心な方を選択したのではないか?ということなのです。
調査その2…失敗を怒れる気持ちが、学習にどのくらい影響するのか
続いての調査です。
先ほどと同じ子供たちに、「難問にどんな反応をするのか調べる目的」で、実際の年齢よりも上の子供たち向けの
中学生向けの難しい問題を解かせてみました。
すると 努力をほめられた子どもたちは、頑張ってその問題を解くことができたのに、
賢さをほめられた子どもたちはなんと!すぐにやる気をなくして諦めてしまったのだそうです。
次に子供たちに、高得点と低得点のテスト結果のどちらか一方を見ても良いと伝えたところ、
賢さをほめられた子どもたちは、自分よりも低得点のテストを見たがったとのこと。
自分の実際の点数よりも低い結果を見ることで、自分の自信を回復し元気を出すため、
自分よりも賢くない子供がいるんだと確認することで自信を取り戻すためではないかと考えられたと言います。
一方で、努力をほめられた子供たちは、
「自分の間違いを理解して、改善するにはどうしたら良いのかを知るため」
高得点のテストに興味を持ったそうです。
上を見て向上心を持つか、下を見て自分の自信を立て直すかの大きな違いが、こんな風にここに現れているんですね。
調査その3…もう一度同じテストを受けてもらう
再テストの結果、努力を誉められたグループは30パーセントもスコアが伸びた。
それは、挑戦することに抵抗がなく、最初は間違えた問題でも、次には正解できると考えるからだと言います。
しかし、賢さを誉められた子供たちは、なんと20パーセントもスコアが下がってしまった!
彼らのテスト結果にまで影響したという研究の結果でした。
たった一言のほめ言葉が、子供たちのパフォーマンスにこれほど大きな影響を生むとは驚きですよね。
この研究は小学5年生を対象とされていますが、
これはこのブログで対象としているような未就学児のキッズたちの能力を引き出して
能力をよりのばす事にも大変参考になる記事だと思います。
ほめる時は、より具体的に子供がやった事柄や努力に対してほめるのがとても大事です。
ただ何でもいいからほめればいい、というものではないんですね~。
子供は非常に敏感で繊細なので、大人の発する言葉や態度、顔の表情や声色などあらゆる情報から
予想以上のいろんなことを読み取ってるものです。
たとえばこんな褒め言葉。
お子さんが何か上手にできた時、こんな英語の表現を使い
いっぱいいっぱいほめて、子供のやる気をドンドン引き出したいものです。
- Good work./Good job./Nice work. (よくやったわね~ よく出来たよ!)
- Well done. (よくやったね☆)
- That’s very good. (すっごく いいよ~)
- I like that. (それ、いいね~!)
- Wow, you did it! (あなたがやったの!すごいじゃない!)
- You were such a good girl (boy) today. (今日はいい子だったね~!)
- You are very good at cutting. (ハサミで)切るのがとっても上手だねえ
- You did it all by yourself! 全部一人でできたんだね!
それがたとえどんなに小さなことであっても、それに大人が気づいて、きちんとした形で子供をほめる事で
必ずそれが子供の自信につながっていきます。
その小さな自信が、子供にとって『次はもっと頑張ろう!」という向上心、チャレンジ精神にもつながっていきます。
ほめるって大事なことですが、ただほめるだけじゃなく、ポイントをおさえた上でたくさん子供をほめてあげるのが大事なんだということが
今回の記事で改めて気づくことができました。
今日の記事はこちらを参照しています。
子どもが勉強を覚えるのが早いかどうかは、褒め方の違いにあり?
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コメント
コメント一覧 (2件)
なるほど~!ですね!
努力を誉めるのは、どんな子供に対しても出来る事なので、どんどん、褒めてみようと思います!
>東子の夢さん
コメントありがとうございます!
そうそう、結果や数字ではなく、頑張ってやったねと努力をほめるのはどの子に対してもできますよね!
私はこの記事を読んで、ほめ上手になろう!と決心しました(笑