こんにちは!kaoriです。
今日は子供が言語を身につけるために、
「流しっぱなし、つけっぱなし、の教材は効果的なのか?」について書こうと思います。
英語育児で情報を調べたり、本屋さんをうろうろしてみるとお分かりでしょう。
星の数ほどある子供用の英語教材。
どれにしようか、どれもおなじにみえるし、なにを根拠に選んだらいいんだろう?
と、迷ってしまいますよね。
その教材の多くが、CDやDVDがついていて、かけっぱなしにしておくと
子供が自然と語学を身につける!とうたっています。
それは本当に効果的なのでしょうか?
私の長男が3歳だったころの子育てを思い出します。
かけっぱなし、流しっぱなしは
多分、ほんのちょっとは役に立っているでしょう。
でも、覚えた言葉を、ちゃんと人間相手にやり取りを重ね、
それが正しい、間違っているというのを実践で練習する場を積む事。
この積み重ねが大事なんだということを実感しました。
例えば、我が家の例を挙げてみます。
我が家の息子は、YouTubeやPodcastなどの英語の番組や歌を見るのが大好き!
1歳頃からセサミストリートでABCや数を自分で楽しく学んでいるような子供でした。
でも、会話となると???。
例えば
I (私)とYOU(あなた)という概念を覚えるのに、実は結構時間がかかりました。
『ママ、これ手伝ってよ!』 Help me! という簡単な言い回しと
I help you! 『私があなたを助けてあげる』 という言い回しが区別がつきませんでした。
自分と相手がごちゃごちゃになってしまっていました。
それは私たちが常に、彼に向かって
I’ll help you. Let me help you. と言っていたから。
彼の頭の中では 「help you」 という言葉の固まりが最初に出来上がってしまったのでしょう。
これをただす事ができたのは、
実際に間違った場面で、
『私』が、『あなた』を手伝ってあげるのよ という風に、
誰が誰を助ける、と指し示しながらゆっくり説明をしたときでした。
一回ではなかなか理解ができなかったみたいですが、
時間をかけて説明していくうちに、ようやく彼の中で、
I (私)、と YOU (あなた)の区別がついたのです。
言語習得の時には、こういう事がたーくさん起きてくるんです。
聞いて頭に入った語彙や言い回し。
それが実際の会話ではどうやって使われていくのか。
インプットして、
↓
実際の現場で練習して、
↓
間違いをして、
↓
今度はそれを正しく使い
↓
正しい語彙や文法を覚える。
↑
(コレを繰り返す)
どの言語を学ぶにも、これの繰り返しを積んで言語を覚えていくのだと思います。
だから、「流しっぱなし」だけで実践の場がなければ、人と真っ当な会話ができる、真の語学力はついてこないのです。
まずはインプットしたものを試す場と、相手が必ず必要になります。
こういう実践の場を作っていけたらなぁ、というのを、今私は頭に思い描いています。
きっと、私たちが学校で習ってきた英語教育のように苦しまずに、楽しいから続けたい!という英語の習得方法があるはず!
今日もその方法を考え続けています
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