こんにちは!kaoriです。
グローバルキッズ養成塾のブログを始めた時は 息子たちは二人とも小さな赤ちゃんだったけれど、すでに息子たちは二人とも10代の男の子。
子どもたちの学校生活の中での人間関係などで、楽しいこともあればうまくいかずフラストレーションを抱えることがあります。
また、学業のパフォーマンスが思うようにいかずでストレスを感じることもあります。
そんな時、子ども自身が自分の感情を理解して表現することが大事なんだなと最近つくづく思うのです。
とは言っても、自分の感情を自分で理解できないこともよくあります。
というか、大人でも自分の気持ちを理解できていないことって多いですよね。あなたもそうじゃありませんか?
だから、子どもが自分自身でどんな感情を抱えているのかをわかっていないことは当たり前のようにあると捉えて
私たち親は忍耐強く、そしてじっくりと親子の対話をして、子どもの気持ちを徐々に探っていく、
そして一緒に対処法を探す作業が子どもとの絆になると私は今 実感してます。
この「絆」を思春期前にどれだけ強く築いていけるかが勝負だ!と思い、私はとにかく子どもたちと何気ない話から真剣な話まで意識してたくさん話をしているところです。
子どもの気持ちを理解するその作業は 単純な時もあるけれど、そうじゃない時はまるで、砂漠のように目の前に広大に広がる砂の中から、小さな宝石を探すような作業をしているなって感じることがあります。
でも、それがどれだけ大事であるか、長男が思春期を迎える直前の今 私は思うのです。
今日はそんな「感情」を理解し表現するためのヒントがたくさん含まれているこんな本を紹介します。
この絵本は長年の息子たちのお気に入りの一冊です!
英語絵本 When I’m feeling angry
「ぼくが怒っている時」という本です。
作はTrace Moroney
Trace Moroney is an internationally acclaimed author, illustrator, and designer. More than 10 million copies of her books have been sold worldwide and are translated into over 22 languages in 29 countries. Her The Feelings Series and The Things I Love Series have been met with extraordinary enthusiasm.(Amazon より)
トレースモロニーは国際的に評価された作家、イラストレーター、そしてデザイナー。彼女の絵本は、世界的に1000万以上を売り上げ、29カ国22ヶ国語以上に訳されました。彼女の「the feeling」シリーズと「The Things I Love」シリーズは特に並外れた情熱が込められています。(意訳 kaori)
私たち親子はこのシリーズの大ファンで いまだに時々開いてみたりして何度も読み返しているので、グローバルキッズ養成塾でもぜひシェアしようと、息子が朗読をしてくれました。
主人公のうさぎくんの耳から 湯気がたっているのが見えますか?
このうさぎくんは ものすごく怒っています。
みんなはすっごく怒っている時、どんな気持ちになりますか?
物を投げたり、地団駄を踏んだり、叫んだりしたく なりませんか?
そんな時はどうしたらいい?
怒った時はどんな気持ちになる?
I feel like there is a boiling hot volcano in my tummy that is about … explode!
お腹の中で熱い火山が噴火したり、
I want to kick and scream and stomp… stomp.. stomp my feet so hard that the whole world shakes.
地球がドシン!ドシン!と震えちゃうくらい強くけって叫びたくなったり、
I want to run and run, and never stop.
止まることなくズンズン つっ走ったり,
そんな 自分では止められない気持ちになること、きっと君にもあるよね?
そう、怒りの気持ちは誰にだって時々おこるものです。
そしてこの本の一番大事なメッセージの一つはこちらです!
When I’m feeling angry. で伝えたいポイントはこちら
Feeling angry isn’t wrong.
But letting my anger hurt someone else is.
怒りを感じるのは間違っていないよ。
だけど、ぼくの怒りで誰かを傷つけることは間違っている。
この違い、わかりますよね?
怒ったり、イライラしたりすることは誰しもがあること、怒る気持ちは間違っていない。
だけど、それで誰かを傷つけることは間違っているよ。
時々 お友達と喧嘩しちゃうことはよくあると思います。
兄弟喧嘩で叩いたり、バカにしあったりすることもあるんじゃないでしょうか?
でもお友達や兄弟を叩いたり、意地悪なことを言ったりして傷つけるのは 間違っています。
それはどんな理由があっても いけないことなのです。
じゃあそんな時はどうしたらいいの?
それも教えてくれるのがこの本のすごいところ。
怒りを感じた時はどうしたらいい?3つのポイント
1: taking great big breaths… in and… out
2: going to my favourite quite place
3: talking about why I’m feeling angry, with someone who cares about me, can help make some of the anger go away.
深呼吸をしたり、静かなお気に入りの場所に行く。これは子供達が知っていると自分でも対策ができる事柄ですね。
そして三つは、私たち母親父親ができること、大事な役割です。
自分のことを大事だと思ってくれている誰か(親や家族、大切なお友達)と、なんでぼく/ 私が怒っているのかということについて話していると、
怒りの気持ちが消えていくよ!
最後は、なんで怒っていたのかを忘れちゃって おかしくて笑っちゃうよね という そんなエンディングになっています。
この本は、何度も我が家で読んでいるためか、
どんな出来事があってイライラしても、怒りに任せて思わず声を荒げてしまう出来事があっても、少し時間をおいてから話し合いをするとこの本の教えを思い出すことが出来ます。
逆に私が気が立っている時などに「人を傷つけちゃいけない」という大事なポイントを子どもに思い出させてもらっていて、
「あぁ この本のおかげでいい教訓になってるな」と 時々感じます。
英語初心者で、かつ、癇癪で悩んでいるご家庭でも、
リラックスしていて楽しい時間に この絵本を読みながら親子の対話をしてみて下さい。
過去にあった怒っちゃったエピソードを話したり、今日幼稚園や保育園 学校であった出来事の話をして
気持ちを振り返る、お友達の気持ちを想像してみるなど、活かし方は様々だと思います。
When I’m feeling angry.
ぜひ、子どもの感情について、気持ちの教育についてご興味のある方は、この絵本シリーズを育児に導入してみてくださいね。
それでは また次回まで
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